世界遺産や松本城に関する新聞記事

<資料>

=信濃毎日新聞データベースから=

松本城への思いつづって 写真エッセーを募集 世界遺産推進委、来月から講座も

20070822 /朝刊/中信/ 018 頁/ 060 版/発信元:自社/併用素材:

人物:/企業:/市町村:/記者名:辰野 良彦/執筆者:

区分:県内/ジャンル:文化・芸能/事象:/種別:


私と松本城・城下町」をテーマに、「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会が 写真エッセー コンテストの作品を募集している。推進運動を盛り上げる目的で、昨年に続き二回目。自分でつづったエッセーと写真をパソコンでA4の大きさに編集する。コンテストに合わせ、全八回の講座も開く。

コンテストの応募締め切りは十二月五日。一人三点以内で、最優秀賞一点に賞金五万円、優秀賞二点に同三万円を贈る。
数点ずつの佳作、特別賞も選び、表彰する。昨年は十四点の応募があり、北アルプスを背景にした松本城の写真と、城の保存に取り組んだ人々への感謝などをつづったエッセーを組み合わせた作品が最優秀賞に選ばれた。

 講座は九月十一日から十一月二十七日まで。松本城と周辺でのデジタルカメラ撮影は九月十四日。
他の七回は、松本市芳野の南部公民館を会場に、火曜日の午前十時から開く。専門家が講師を務め、写真のパソコンへの取り込みといった初歩から、レイアウト技法まで学べる。定員二十人で、参加費は二千円。申し込みは九月六日まで。

同実行委は、松本市や松本商工会議所など五十団体余で構成。
コンテスト、講座とも、応募・問い合わせは、信濃毎日新聞松本本社内の同実行委事務局(〒399 ― 8711 松本市宮田2 ― 10、電話0263・25・2153)へ。
応募は郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記する。
講座の申し込みは、はがきのほか、ファクス(0263・26・8730)でも受け付ける。    

まちかどファイル=写真エッセー作ろう 松本で講座
20070912 /朝刊/松本/ 017 頁/ 060 版/発信元:自社/併用素材:写

人物:/企業:/市町村:/記者名:辰野 良彦/執筆者:

区分:県内/ジャンル:文化・芸能/事象:/種別:


「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会主催の 写真エッセー 講座は十一日、松本市芳野の市南部公民館で始まった=写真。十一月二十七日まで全八回の講座で、中高年を中心に市内の十一人が参加。
二人の講師から、エッセーを書くポイントやパソコンを使う心構えを聞いた。

エッセーについて元高校国語教師の根津武夫さん(78)=松本市蟻ケ崎=は「見たり聞いたりしたことを率直につづることで、おのずと筆者の人間像が浮かんでくる」と説明。パソコン操作のボランティア「Pすけっと」主宰の酒井和彦さん(48)=同市出川町=は「エッセーに花を添えるためにパソコンを使う ― と考えることが大事」とアドバイスした。

同推進実行委は松本市や松本商工会議所、信濃毎日新聞社などでつくり、同講座は昨年に続き二回目。松本城や城下町をテーマに、自分で書いたエッセーと写真をパソコンで組み合わせた作品を仕上げる。
   

松本の写真エッセーコンテスト 土崎さんの「清水の郷」が最優秀賞
20071222 /朝刊/松本/ 017 頁/ 060 版/発信元:自社/併用素材:写

人物:/企業:/市町村:/記者名:辰野 良彦/執筆者:

区分:県内/ジャンル:文化・芸能/事象:賞/種別:


「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会は二十一日、「松本城・城下町 写真エッセー コンテスト」の審査結果を発表した。最優秀賞は松本市宮田、土崎紘子さん(64)の「清水の郷(さと)」=写真。井戸や水路が目立つ松本の特徴をつづったエッセーと写真の工夫が評価された。

写真エッセー は、自分で写真を撮って文を書き、パソコンで組み合わせて編集した作品。コンテストは昨年に続き二回目で、松本市や松本古城会、信濃毎日新聞社などでつくる同実行委が九 ― 十一月に開いた「 写真エッセー 講座」の受講生を中心に、十四人から二十三点の応募があった。

 土崎さんの写真は二の丸御殿跡から、九月に撮影。木々の間に城が見える光景を写した。
エッセーは、小路の脇に見え隠れする水路の流れを見つめながら、城下町の過去と現在に思いを寄せた内容だ。

天守閣の「昭和の大修理」(一九五五年完成)も記憶にあるという松本生まれ、松本育ちの土崎さんは「松本城は松本のシンボル」。受賞を「驚き、うれしかった」と喜んでいた。

ほかの入賞者は次の通り(敬称略、いずれも松本市)。

 ▽ 優秀賞 小栗陸生(中山台)田村修三(征矢野)

  ▽ 佳作 中田清和(南松本)宮本鉄雄(今井)百瀬弥穂子(沢村)

善光寺・松本城と妻籠宿 世界遺産に「再挑戦」 県など、文化庁に再提案書

20071221 /朝刊/社会3/ 029 頁/ 090 版/発信元:自社/併用素材:

人物:/企業:/市町村:/記者名:/執筆者:

区分:県内/ジャンル:文化・芸能/事象:/種別:


長野市の善光寺、松本市の松本城の 世界遺産 登録に向けて両市と県は二十日までに、コンセプトの見直しなどを行った再提案書を文化庁に送った。また、木曽郡南木曽町の 妻籠宿 について、両市と同じように一度提案書を提出している同町も近く、隣接する岐阜県中津川市などと共同で再提案書を送付する。
世界遺産 の候補となる暫定リスト入りを目指して、三件とも「再挑戦」となる。

松本市は、姫路城(兵庫県姫路市)や彦根城(滋賀県彦根市)、犬山城(愛知県犬山市)と合わせて日本の近世城郭群としての登録を目指す。

長野市は、「信仰の場」と「商いや生活の場」が一体となった善光寺や門前一帯について、独自の空間が今も生き続けている都市遺構と位置付けた。

また南木曽町は、中山道や馬籠宿(中津川市)と合わせて「街道文化」を前面に出す方向で検討を進めてきた。

県内ではほかに、岡谷市と県が、同市内に残る製糸業関連の建築物群について提案書を文化庁に提出している。

今後、文化庁の作業部会で審査し、来年八月ごろには暫定リスト入りの可否が決まる見込みだ。

世界遺産登録の再提案書 松本城は「4城連携」でアピール 市「3市と意思統一図る」

20071221 /朝刊/松本/ 017 頁/ 060 版/発信元:自社/併用素材:写

人物:/企業:/市町村:松本市/記者名:/執筆者:

区分:県内/ジャンル:文化・芸能/事象:/種別:


世界遺産 候補となる国の「暫定リスト」入りを目指す 松本城 について、松本市と県が文化庁に送った再提案書は「姫路城を中心とした日本の近世城郭群」とする内容。彦根城と犬山城を加えた国宝四城が集まることで、市は「近世城郭の歴史や発展を見ることができ、全体としての価値も高まる」と強調する。今後は、関係する三市との連携も課題だ。【29面参照】

松本城 の暫定リスト入りが今年一月に継続審査となった後、文化庁から「姫路城、彦根城との統合を検討する必要がある」と指摘された。これを受け、市と県は、再提出案をまとめた。

松本市は兵庫県姫路市、滋賀県彦根市、愛知県犬山市に協力を呼び掛け、十二月に入ってから三市に研究報告書などを送った。来年度に研究会を開いて意思統一を図りたいとしている。

各市の考え方はさまざまだ。姫路城は既に 世界遺産 に登録済み。国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦理由が「わが国の木造建築のなかでも最高の位置」などとなっており、姫路市は「推薦の根拠を変えれば、 世界遺産 として継続してもらえるのか分からない」と懸念する。ただ、「具体的に申し出があれば断ることはない」とする。

彦根城は一九九二年に暫定リスト入り。彦根市は今年六月、「 世界遺産 登録を推進する方策を考える懇話会」を設置した。織田信長ゆかりの安土城跡などとの統合や、琵琶湖周辺の遺跡を活用する案に加え、「『国宝四城』は選択肢の一つであることは間違いない。彦根城の価値を最も高められる方法を採りたい」とする。

犬山市は二〇〇四年に所有者から城の寄付を受けた。
これまで 世界遺産 登録に向けた具体的な動きはないが、「申し出があれば前向きに検討していきたい」との立場だ。

国宝四城をセットにした提案について文化庁記念物課は「相互の取り組みが充実し、申請も通りやすくなる」と指摘。
松本市教育委員会は「それぞれの活動を大切にしながら、研究会で検討していきたい」としている。

[松本市の取り組みと国宝4城]

  「国宝 松本城 を 世界遺産 に」推進実行委員会(松本市、信濃毎日新聞社など)が2001年に発足し、 世界遺産 登録への運動が始まった。市は昨年、国の暫定リスト入りを目指して初めて提案書を提出、継続審査となった。市と県が文化庁に提出した資料によると、 松本城 は1594(文禄3)年、姫路城は1609(慶長14)年、彦根城は1606(慶長11)年、犬山城は1620(元和6)年にそれぞれ天守が完成した。

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「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会 事務局

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