「国宝」について

 

松本城(5月8日(金)撮影)

松本城天守群は、大天守(だいてんしゅ)・乾小天守(いぬいこてんしゅ)・渡櫓(わたりやぐら)・辰巳附櫓(たつみつけやぐら)・月見櫓(つきみやぐら)の5棟で形成されています。これらの天守群は昭和27年(1952年)3月29日に1件(5棟)の国宝として指定されました。
「国宝」とはいったいどのような意味を持つのでしょうか。文化財保護法第27条第2項には「文部大臣は、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものを国宝に指定することができる。」と定められており、文化財の中でも特に価値のあるものが国宝として指定されます。令和2年5月1日時点で重要文化財である建造物は2,509件(5,122棟)であり、そのうち国宝である建造物は227件(290棟)です。国宝の件数は重要文化財の10分の1以下であり、かなり貴重であることが分かりますね。

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