松本城天守の「狭間(さま)」について

松本城大天守1階壁(4月21日(火)撮影)

松本城天守は、文禄2年から3年(1593年から1594年)の戦国時代に築かれました。当時は火縄銃が日本に伝来しており、鉄砲や矢を用いた攻防を想定したつくりとなっています。
松本城の壁や塀に、いくつもの穴が開いているのをご覧になったことがありますか。これは「狭間(さま)」というもので、鉄砲や矢で敵を攻撃するためにつくられました。正方形のものが「鉄砲狭間(てっぽうざま)」、長方形のものが「矢狭間(やざま)」といい、天守全体では115もの狭間が存在します。松本城がつくられた当時は、戦に備えることが重要だったということがよく分かりますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

【お問い合わせ】
「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会 事務局

Copyright©2015- 「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会事務局.All rights reserved.

トップへ
      国宝松本城のユネスコへの推薦を求める署名